2020/04/02
経営学部 国際経営学科 2年 説田莉子さん
高校生のときに株式投資を始めたことがきっかけで、世の中の金融システムや金融教育に興味をもった説田さん。大学進学後は、「チャレンジ支援プログラム」のアメリカ研修や愛知県が主催するスタートアップエコシステムの体験ツアーに参加するなど、学びの場に積極的に参加しています。説田さんがこれまで学んできたこと、そしてこれからやりたいことを聞いてみました。
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前回のアメリカ大統領選挙のときに、選挙の結果が株価に大きな影響を与えるというニュースを見て、貯めていたお年玉で株を買ってみたんです。選挙結果が出てトランプ大統領が誕生すると、軍事関連の株が上がり、逆にヒラリーさんに関連する分野の株価はどんどん下がっていきました。選挙の結果で、こんなふうにお金が動くなんて面白いなと思いました。
金融にはお金を投資したい人のところから、必要としている人のところに届けるという重要な役割があります。アメリカでは小学生の頃から仮想金をつかって投資について勉強したりするそうですが、日本では金融の仕組みや役割について学ぶ機会はあまりないですよね。
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大学1年生の秋に、愛知県が主催する「オースティン?スタートアップエコシステムツアー」に参加しました。愛知県がスタートアップによるイノベーションの創出を目指して実施した視察ツアーで、愛知県職員や県内の起業家、大学関係者と一緒にアメリカ?オースティンを訪れました。また、学内ではチャレンジ支援プログラムに参加していて、アメリカ研修でシリコンバレーを訪問しました。
オースティンとシリコンバレーに共通していたのは、大学や研究機関が中心となってイノベーションが起きているということ。大学内に起業家マインドを育てるための機関があって、学生主体で運営されているんです。オースティンやシリコンバレーのように、日本にも学生がイノベーションに関わる環境があることが大事です。そのためにも、学生主体でアイデアをカタチにするためのプラットフォームがあるといいなと思っています。
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世界各国の都市を比較して、ベンチャー企業への投資額や国民性などを調査しています。日本はGDPは高いですが、イノベーションが起こるための企業や研究機関、教育機関のコラボレーションが少ないと感じます。ベンチャー投資家の数も増えていません。コラボレーションを生み出すために、他大学のモデルを参考にして、英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@発のベンチャーファンドをつくれないかというアイデアがあります。今はその需要が大学内にあるのかどうか、ビジネスの現場に近い理工学部の学生などにリサーチをしている段階です。
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学生のアイデアを共有する場をつくることです。チャレンジ支援プログラムのメンバーとチームを組んで、オンラインなのかオフラインなのか、どんなアイデアを集めるのかなど、まだまだ考え中ですが、何かしらのプラットフォームをつくって学生主体で運用したいと思っています。学内には、SA(スチューデントアシスタント)活動やボランティア協議会、就職サポーターなど、学生主体の活動がいくつかあるので、そういった団体の活動と、各学部学科の研究内容などを一箇所に集めて、共有する場にするのもいいかもしれません。
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正直、将来どうなりたいのかまだ模索中です。もっと金融について学び、学びながら進む道を決めていきたいと思っています。大学卒業後は、海外の大学院に進学するのが目標。金融教育が発達しているアメリカや急成長を遂げている中国で金融の勉強がしたいです。
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多様性のある大学です。模擬国連サークルに参加している人がいたり、愛知県にスタートアップエコシステムをつくろうと、すでに動いている先輩がいたり、学部学科は関係なく、自分の興味のある分野を追求している人が多いです。私もチャレンジ支援プログラムに参加したことで、学内外のいろんな方と知り合うことができて、やりたいことがどんどん増えています。
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学生の間は、自分のやりたいことをとことんやったらいいと思います。私はオースティンへの視察ツアーに参加するとき、学校を1週間休みました。講義を受けている教授のところに行って休む理由を説明したら、中間テストをずらして受けさせてもらえたり、オースティンに詳しい先生がアドバイスをくださったりして、本当にやりたいことがあれば周囲は応援してくれるんだなと実感しました。そういう自由が英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@にはあるので、いろんなことに挑戦してみてほしいです。
バスケ少女だった高校生の頃に株式投資を始め、投資家歴はすでに2年以上。地図帳を見るのが好きで、株を買うときは投資先の地理的条件や気候などを地図帳で調べ、判断材料にすることも。最近、株主優待で生活する著名人?桐谷広人さんの講演会を聞いて感銘を受けたそう。
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