2020/10/06
外国語学部 国際英語学科4年生 島田祥之介さん
英語が話せたらかっこいいから。そんな理由で外国語学部に入学したものの、実際は英語に限らず、自分で考え、調べ、伝えるという学びの本質を教えられて、学ぶことのおもしろさに気づいた島田さん。これまでの英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@での学びから、海外の大学院進学に向けての「今」について、その思いや目標などについて語ってもらった。
A
正直なところ、あまり勉強が好きではなかったので、高校からの指定校推薦で入れる大学を探していました。ただ英語は好きで、英語が話せるようにはなりたいと思っていましたので、英語を使うチャンスが多いと聞いていた英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@の外国語学部を志望しました。
A
いや、思った以上でした。まず1年生では、企業が抱えている課題をチームで解決するプログラム「Future Skills Project」がありました。入学したばかりでまだよく知らないクラスメートと一緒にチームで作業をすることで、協働感を学び、実際の企業と一緒にプログラムを進めていくことで、社会の「今」を肌で感じながら学ぶことができました。今後、4年間の学びに対する姿勢と、論理的な思考力を鍛えることの大切さを教えてもらいました。
2年生になると、言語学について学び、ブックレビューの書き方や、異文化コミュニケーションの授業がとても印象に残っています。英語に限らず、幅広い意味での「言語」というものを知ることで、ますます英語への興味が高まりました。2年生の後期にはアメリカオレゴン州に5ヶ月間留学。帰国後は、スピーキング力の維持はもちろんですが、英語を使って学ぶとはどういうことかを知ったことで、政治や社会的な問題について話すためにグローバルプラザを活用していました。
A
音声学を学ぶゼミを選び、母国語ではない第二言語をどう習得するのかをテーマに研究を進めています。ゼミの先生は、音声学や外国語教育を主に研究していますので、先生のアドバイスを受けながら、第二言語を学ぶ学習者間での文法や発音などの誤り訂正や、誤り訂正トレーニング(誤り訂正を学習者間で行うことができるようにするための指導)を研究しており、卒論もこのテーマで進めています。
A
英語がますます好きになり、将来は英語を駆使した職業に就きたいと考えるようになりました。ただ、一般企業のための就職活動は、3年生から4年生にかけて半年以上も時間を費やさなければならず、その時間をもっと勉強にあてたいという思いから教員を目指しています。そのために3年次から教職課程も受けています。まずは高校の英語教員を目指し、英語教育の現場で経験を積んでから、最終的には大学教員になりたいと考えています。
A
はい。今は奨学金の審査結果待ちをしているところで、審査が通ったら来年の9月からイギリスの大学院に進学予定です。大学院でも英語教育全般に関わることを学んで、英語の教え方をはじめ、さらに自分の研究テーマを見つけたいと思っています。
A
大学院で求められている英語技能試験の基準をクリアすることはもちろんですが、その他にも大学での実績が応募条件に含まれているため、私は学会(JACET中部支部大会)で発表を行いました。今回はオンラインでの発表会になったのですが、ゼミの先生がJACETの役員ということもあり、先生に発表内容をチェックしてもらうなどして、私の研究テーマである「誤り訂正トレーニング」について20分間の動画を流しました。最後に質疑応答の時間があるのですが、学会に参加している他の先生から、この分野に関してはまだ知られていない部分が多いので、研究をさらに深めて欲しいと言われ、ますます意欲が高まりました。
A
自分のインスタグラムアカウントのストーリーズで、1日1ニュースを投稿しています。日頃からBBCのWEBニュースはよく見ているのですが、政治や経済、科学、文化など幅広いテーマの中から選び、和訳してアップしています。ちょうどコロナの自粛期間中から始め、予想以上の反響があり、今は楽しみながら続けています。ここでは敢えて自分があまり興味のない分野のニュースを意識的に取り上げることで、視野も広がりますし、英語の語彙力もアップさせることができ、いい訓練になっていると思っています。
A
外国語学部の学生としては、これ以上にないと思うほど、英語学習に適した環境が整っていることです。特にグローバルプラザでは英語力強化のためのすべてが揃っています。私も1年生からスピーキング能力を上げるために毎日通っていました。また留学へのサポートも手厚く非常に豊富で、望み通りの留学経験ができると思います。
他には先生との距離が近く、どの先生もとても親切なので、時間さえあればいろいろな相談に乗ってもらえます。学習環境や教員など、英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@に入ったことは間違いではなかったと確信しています。
A
もともと教育や環境問題、ジェンダー、海外情勢などに興味がありました。学部の先生の中には、同じような考えをもった方もいて、授業もとても面白く、多くを学んでいます。その授業の中で、自分らしく生きることの大切さを学びました。これまでどちらかというと、周りの人のことが気になり、目立たないよう、自分の言いたいことも心の中に留めていたことが多かったのですが、もっと自分を出してもいいんだと思うようになり、いい意味で人のことが気にならなくなりました。そんな変化もあって、自分からインスタグラムで環境問題などについて、自分の意見を自信をもって発信できるようになりました。最近ではオーストラリアの火災について言及し、今後どうあるべきか、自分なりの意見をまとめ、言葉にして伝えました。以前の自分では考えられない行動です。
A
まずは大学院への進学ですが、その先は教員になって、現在の日本の英語教育について考えていくとともに、指導者として生徒たちに自分の持っている知識や経験を伝えることで、彼らが生きがいを持った素晴らしい人生を歩むことができれば嬉しいですね。
静岡県浜松市出身。小学4年生から高校まで野球をやっていた。ポジションはサード。特に高校の時のコーチが厳しかったが、最後までやり抜いたことで精神的に鍛えられた。
COPYRIGHT ? MEIJO UNIVERSITY, ALL RIGHTS RESERVED.