トップページ/受賞 理工学部の萩原拓也助教が日本都市計画学会で2022年?年間優秀論文賞を受賞

受賞者

萩原拓也助教(理工学部 建築学科)

受賞名

日本都市計画学会 2022年 年間優秀論文賞

受賞日

2023年5月26日

受賞テーマ

津波常習地域の漁業集落における空間整備事業の計画と実態

岩手県内の漁業生産空間?海岸保全施設?生活空間整備に関する事業に着目して

岩手県三陸沿岸地域は繰り返し津波の被害を受けてきた津波常習地域である一方で、豊かな漁場を有し、多くの漁業集落が立地しています。本研究では、津波常習地域の漁業集落における空間整備事業について資料を丹念に調べ、集落内の基盤空間の集積傾向、漁業生産空間と生活空間の関係性を明らかにし、また防潮堤を除き津波防災に資する施設整備が十分に展開されなかった要因について考察しています。東日本大震災での被害やその復興に繋がるこうした漁村の空間計画の歴史の理解は、今後の漁業集落計画に重要であり、南海トラフ巨大地震での被害が懸念される地域の防災空間計画への展開も期待されます。

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