林 樹里さん（理工学部情報工学科４年、寺本篤司研究室）

IEEE名古屋支部学生奨励賞

2024年1月23日

乳房X線画像における畳み込みニューラルネットワークとVision Transformerを用いた石灰化病変の自動鑑別

乳がんは日本人女性の9人に1人が罹患するといわれています。乳がんの診断にはマンモグラフィ検査が利用されますが、見つかった病変が良性であるか悪性（がん）であるかの判断は、専門医であっても難しい場合があります。そこで、画像処理用の人工知能技術である畳み込みニューラルネットワークやVision Transformerを用いてマンモグラフィ画像を解析し、病変の良性と悪性を自動鑑別する手法を開発しました。評価の結果、自動鑑別の正解率は８０％を超え、その結果を電気?電子?情報関係学会 東海支部連合大会にて発表したところ、IEEE名古屋支部学生奨励賞を受賞しました。